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来年良い年になればいいですが。

年の瀬につまらないことを書いてみます。

 

当社において、2023年は激動の一年となりました。事務所を移転・拡大し、これまで柱にしてきた不動産事業に対する今後の向き合い方をシビアにしていく決定をするだけでなく、新規事業を行うなど、多くのことを考えさせられ又チャレンジしました。この問題の根っこにあるのはどの業界でも言われているように人口動態の歪みに起因しているのだと感じております。日本の市場規模は、人口が減るとともに縮小していくことが顕著でありますが、これまで各企業は人ではなく、事業に投資をし又は配当を出すことで株主に満足してもらうことを目指した結果として、昨今の残念な日本の現状を生み出してしまったのだと個人的には認識しております。しかしながら人口が減り、子供たちの未来と豊かさを失ったこの国にじり貧以外の未来があるのでしょうか。国内で探すのは絶望的かもしれません。

 

例えば日銀は、これまで金融緩和という名のもと多くのお金を毎年刷ってきましたが国民の収入は増えるどころか減り、一部の企業が大きく儲けるということが公然と行われてきております。なぜトヨタがある日本において政府はわざわざ電気自動車を推進するのでしょうか。強引に推し進めておりますが、SDGsの考えに基づいたものなら多くの国民の理解は得られないでしょう。正しい報道を行わない主要メディアと国民の間の感覚のギャップが大きくなれば若者が政治に興味を持たなくなるのも頷けます。しかしながら、どれだけ与党が腐っていたとしても、又日本が世界的に見た中でも悲劇的なマイナス経済成長を遂げているということが判然としているとしても、多くの日本人が不思議なくらい危機感をもっていないように感じます。悲しいことですが、当社としては、これはある意味チャンスです。

 

来年の11月はアメリカ大統領選挙が予定されておりますが、これを今意識して動いている日本のビジネスマンが何割いるでしょうか。アメリカだけではありません。イギリスやロシア、トルコ、インドなども選挙がありますが、アメリカは特にコロナ禍の2020年から2021年にかけて州によっては選挙ルールが変わったこともあり、何でも起こり得る状況です。現在のバイデン大統領の支持率を見る限りでは共和党が勝利する可能性と期待が大きいように感じておりますが、一説においては、来年米国内で内戦が起きる可能性やコロナに代わる別のウイルスが蔓延することにより選挙が行われない可能性も示唆されております。そうなれば、株式市場においては株価が乱高下する可能性があり、それに対応する準備も必要になるでしょう。オバマ時代からアメリカでは移民問題が重大な案件でしたが現在ではトランクなどの新しい薬物がこの問題の難しさに拍車をかけているように思われます。フィラデルフィアなど一部の街はゾンビタウンなどと揶揄されておりますが、映像をみると普通ではありません。更に、州によっては金額によるものの万引きしても逮捕されないなど我々の常識が通用しなくなってきている地域も存在し、その結果店舗がシャッター街になり不動産価格の下落を招いているようです。果たしてこれが経済大国アメリカなのかと思うと、私には信じられません。ここで簡単に説明できるものではありませんが、明らかに何かが起きています。

 

一方、ロシア中国をはじめとしたブリックス勢力が急拡大し、GDP基準では西洋諸国を既に抜いていると言われ、世界が大きく変貌を遂げようとしている中で、我々日本人は何を準備するべきなのでしょうか。ウクライナ戦争やイスラエル・ガザ問題を背景まで正確に理解しなくてはビジネスチャンスを失っているだけです。お金はどこかに集まるものなので、生き残りをかけて近未来を見抜く必要があります。このままいけば大統領選挙後の2024年から2025年にかけて世界が大きな転換期を迎えることになるでしょう。私の想像ですが、アメリカやかつてのイギリスのような覇権国としてのずば抜けた存在は居なくなり、やがていくつかの列強国が群雄割拠する時代がやってくるのではないかと考えております。このような中、敗戦国としてアメリカに大きな影響を受ける日本経済も一筋縄ではいかなくなり、他国に利用され続ける日本政府の選択肢が限られた中、国の存続をかけて更に国内で貧困化が進むことを想定しておく必要もあります。このタイミングが近づけば金やビットコインの価格は更に上昇し、常識と価値観が変わっていくプロセスに戸惑うことにもなるかもしれません。2020年のコロナは確かに不可逆的でした。2019年までの安定した経済にはもう戻れませんが、新しく始まった経済的なフレームワークの急激な変化に適応できるかどうかは、知的さと底力に加えて意識・信念のような“生きる力”が試されているように感じております。5年先、10年先、おそらく私たちの安定的な理想の未来はやってこないでしょう。ただ、個人的には来年は体を休めつつ、できることをしっかりしていきたいと思います。